蒼天に焦がれて

 (もちろん、この話はフィクションです)

どこまでも続く草原の真ん中で男が独り空を見ている。
空には満点の星が広がり、月すら出ている。雲は美しい千切れ雲で彼を魅了する。
こんな美しい空を彼はどこかで見た記憶がある。

それは、そう、彼が子供の頃、母か兄じゃに背負われて、
何度も山奥の村からふもとの医者へと向かった、その時の見上げた空の模様にそっくりだった。
蒼く美しい空に浮かぶ千切れ雲のかけらを眺めながら彼は死神の振り下ろす鎌を感じていた。
幾度も死の淵を彷徨いながら、もう二度と目を開けることなどないのだろうと思い定めた生が、まだ在った奇跡。

「神様、どうかこの子を救ってくださんしゃい。坊はきっと良い子になりますけん」
そう祈った母の言葉の誤りを、彼は後年、身をもって示すことになる。

正体の解らぬ激情のままに多くの人を殺めた男の手は血に染まり、何度洗ったとしても、清くなることは無い。

美しい幾万もの星の下、永遠に届かぬ神の国を思い、男は空を見る。
――もしも、あの時死んでいれば、俺は神さんとやらの住む国に入れたんだろうか?
無論、男は暗い地べたを這い回る独りの罪人である。

罪を償うすべもなく、彼はただ蒼天に焦がれる。黒い性(さが)を背負いながら生まれた理由(わけ)は知らないが、背負う蝙蝠(こうもり)の羽の重みだけを感じながら、空を見上げている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 暗くてすみません。ちょっと夭折に憧れてしまいまして、今度生まれたら夭折したいなって・・・・、わたしは馬鹿かもしれません。なんか最近生き恥が多くって・・・・、人生振り返ってみてもろくでもない人間だぞ、わたしは。それに、既に夭折って年でもないことは勿論であります。
 少なくとも、ネットの中では2月くらい前に遡りたい。あの頃は平凡なネット人生を送っていたなぁ。
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