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頑張れ天狼星 その2


メタルギア・ピアノバージョンを見つけたので貼りました。

おっさんの天狼星の話の続きです。BGMがぶち壊しになるかもしれません。あしからず。
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金木犀と出合ったあと、大量に鼻血を出して病院へと向かった天狼星は、
そこで点滴をして輸血を1リットル受けた。
金木犀は魔性の女。会うと出血多量で死ぬかもしれない。

金木犀の優しい声を聞いてしまった天狼星は彼女の体温を感じ、昼間でも柔らかな肢体を思い出す。
狂おおしいほどの情熱で、彼女を抱いてしまった。金木犀の身体を押し開き、肉を喰らうように
味わってしまった。その感触が腕の中に残っている。

それはもちろん妄想である。本当にそんなことをしたら犯罪者である。

リストカッターの金木犀に指一本でも触れたら、彼女は手首の表層どころか、手首全てを切断してしまうかもしれない。彼女から夜毎に来るメールは愛や恋では無く、リストカットの報告で、時には画像すら添えてくる。
「やめてください」
そんな言葉は金木犀には通じない。
「血がとまらない」
一度、そういうメールが来て
「あなたは手首を切らないでください」
そう忠告をされたけれども、天狼星は戸惑うばかり。

ある日、外国人のブログのコメント欄に「パンティ」と、何度も書いていた彼女を見かけた天狼星は、めまいがした。美貌と知性があるのに、トンでもない女だと思い、気持ちも萎えたのだが・・・、それでも、ひたすらメールが欲しい。

もう、単なるエロ親父である。

ちなみに天狼星には妻がいる。優しい妻である。ただ、十年ほど拒否されているだけである。
「あなた、セルフでしたらいいじゃない」
こういうことを言う奴なのである。しかも強いので彼は逆らえない。

夜空の美しい日、二人の子供と一緒に花火をした。自宅の小さな庭でささやかな家族の憩いの時間。天狼星はさすがに、そろそろ正気に戻らねばと思い至った。
「家族がいるのに、俺は何やってんだろう」である。そろそろ、鼻血とも決別せねば、いい年をした天狼星はそう言いながら今夜もブログを書いている。

目の前のささやかな幸せって大事だよ。
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